ちょっと体調を崩して引きこもっている間に新内閣が発足してました
二週間ほど実家で一休みすることになってるので
アニメの銀河英雄伝説を一気見しようと試みています
──いや、重要キャラがバタバタ死ぬのは知ってるのでちゃんとその辺は気構えをしてーですね…
現にさっき赤毛ののっぽさんが亡くなったとこまで見ました うわああああ(泣)
ちょっと前にタイタニアのアニメを見て原作も読んだので
(原作…やっぱりすごいとこで止まってるww)
銀英伝も手を出してみたくなったのです
田中芳樹作品の毒舌というか歴史観が恋しくなったのもあるし
あと最近ガンダムイヤーで盛り上がってるのを横目に見て
ガンダム見るくらいなら銀英伝見たるぁーーー!!という天の邪鬼がw
原作はちょっと長すぎて手が出ないのですが
アニメを見てるとやっぱり『ここ原作ではどういう表現なのかなあ』っていうのが知りたくなりますよね。細かい心理描写とか、モニター上の艦隊陣形とかも。
図書館で探すのが手っ取り早いかな。
えっと
まだ人名覚えるのに必死ですw 横文字ばっかりなんだものw
名作と呼ばれる作品なのであまり頭の悪…もとい浅い感想を書くのもどうかと思うのですがw
私自身の周囲には見た人がいないので まあ書いてしまいましょう
とりあえずラインハルトとキルヒアイスは うおううおう言いながら見てます
ラインハルト様 とにかく苛烈 ですよね。
正義感が強いというよりも、これはあれだ、弱い人間というか、己の惰弱さに甘んじる人間とか、己の力によらぬ権威を振りかざす人間とかが嫌いなんだな。つまり、高潔さが先に立って、それに悖る下劣な行いが非正義であるってことかな。なんか、正義はこの人の後から着いてくる っていう感じかも。強いんだなあ。
ただしあまりに苛烈すぎて凡人は着いていけないし、己の覇気で己を傷付けかねない。
で、その峻英をうまーくフォローできるのがキルヒアイスなんだねえ。
ラインハルトがトゲトゲぷりぷりしつつ華麗な悪罵を並べていると、隣からそれをなだめるのですが、言い回しが巧妙すぎる!しかも善良そうな笑顔でわりと辛辣なことを言ってるw
そういう掛け合いの絶妙さもこの作品の絶対的な魅力です。違いない。
キルヒアイスはラインハルトの影に隠れがちだけど、技量も才幹も、人格も並はずれて優れている。ただこの人の核はラインハルトや姉君のアンネローゼ様だから、個人的の栄達など最初から問題にしていない。その無私ゆえに呆れるほど打たれ強いけれど、やっぱり核が揺らいでしまったり、引き離されたりすると弱い…。
なんかこう、二人ともまだ幼かったというか、純粋すぎたのかなあ…。
(とかって、原作の地の文には余さず書いてある筈なんだよねー…読みたいなあ)
それから
双璧のミッターマイヤーとロイエンタールがツボです
水と油に見えるのに理解し合ってるのが いいなあ…
普通なら憎しみ合っててもおかしくないくらいの人格同士なんだけど、うまく均衡がとれてて
どっちかっつうとこれはミッターマイヤーの度量の広さの為せるわざなのでしょうが
ロイエンタールの複雑怪奇な精神構造も好きだなあ ややこしくて。
ケスラーもいいなあ。こんな憲兵さんステキすぎる。鬢の白髪ぐあいとかさああ!!!
あとやっぱり、オーベルシュタインが好きだなあ。結果的にキルヒアイスを死なせたのはこの人なのかも知れないけど…。冷酷な策略を張り巡らせて、必要悪と言いながら、責任を他人に押し付けることはない。ある意味では正しすぎ潔すぎるので文句を言いにくい。ミッターマイヤーやロイエンタールはじめ同僚達から蛇蝎の如く嫌われている(が、存在自体を必要がないとは言われない)ところが好きだ!表情筋が微動だにしないとこも陰気すぎる風貌も大好きだ!
金髪の皇帝さんはシリーズ進むと髪が伸びるようなので垂涎して待ちかまえていようと思います。
同盟側だと やっぱりヤンが好きなのですが
萌え とかではなくて なんかこう
こういう歴史の先生が居たらいいなあーていう。見てて落ち着くというか。
ユリアンに講義してるのが楽しそうで…
田中芳樹のキャラって「教育者に向いている」っていうのが賛辞になる場合が多いですよね。また、そういうキャラ好きだし。始兄さんとかジュスランとか(ドクター・リーは微妙…)
あとはローゼンリッターの面々ですかね。
シェーンコップの不良中年を筆頭にガサツで凶悪な戦闘集団…これは萌え。
そういえば銀英伝の白兵戦闘って、強化装甲に主な武器が斧なんですね。わースプラッタ…。確かに殺傷能力高いし装甲着てると細身の刃物では斬りつけても意味が薄そう。近接でナイフ戦闘はあるみたいだけど、一撃必殺はハードル高そうだなあ。しかしシェーンコップのおっさんは返り血が似合ってしまうなあ…。
こんなに斧振り回してるシーンあまり見たことなかったな、そういえば…。
やっぱり見応えがあって面白いです
傑物がいっぱいだし その才能が遺憾なく発揮される場というのは見てて心地良いもんです。
まだまだ先は長いのですが(本編全110話)
できれば外伝シリーズまで見たいなあと思います。