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深度三,三三糎の心の海から湧き出ずる、逆名(サカナ)のぼやき。
 
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こんばんは、2014年ももうすぐ終わりですね。
web拍手ぽちぽち押して頂いてありがとうございます~!!
お礼画像もそろそろ替え時かな なんて一年くらいは思ってます

総括的企画として思いついたわけじゃないですが、twitterで
好きなみづらをランキング形式で並べてみました。

ねちねち語っています↓
好きなみづらランキング #みづら祭 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/760706





いやまー そのなんだ 好きなとこを集めたんだから当たり前だけど

うっとりするね………。

はあああ………。


とりあえずご説明しておきますと
◆殿堂 舞童下げ鬟(みづら)
 その昔、原色日本服飾史の童舞の写真のみづらに一目惚れしてみづら沼にはまった
 という過去があるため この子は別格 殿堂入りです。おう…。
 
 童子のみづらは 元服前の2,3年間結われるもので、童子の盛装の一部です
 いいとこの子 つまり祖父も父兄も殿上人以上で、自分もとりあえず蔭位は頂ける
 みたいな子で、祖父や父にコネがあれば、
 元服任官前にインターンシップのような形で「殿上童」として出仕することがありました。
 蔵人所の内舎人(舎人童)というかたちで配置になったようです。
 装束も、殿上に相応しい、成人の朝服に準じたものを着用し、みづらを結いました。
 童束帯では上げ鬟 宿直装束には下げ鬟です。
 また、節会などの際に会場アシスタントやお庭で胡蝶や迦陵の装束で船に乗せてにぎやかしにしたり
 もちろん、童舞を舞わせたり
 そういう子たちにも
臨時で殿上の聴(ゆる)しを出したりして、
 普段はみづらを結わないような身分でも、特別な場合に結うことがありました。

 そのため、厳密に「身分によって結われる髪型」というよりは、
 「童の最上級盛装の一部としての結髪」であり
 盛装するような童は身分が限られる(が、時に応じて許されることもある)
 ということかな、と思います。

 なお 童形天皇は上げ鬟 または放ち髪 だそうです。

※補足 みづら関連の記事で「鬟(みづら)」表記は今まで使ってませんでしたが
これは私が
「美豆良」あるいは「みづら」で表記を固定するようにしているためです。
「鬟」は読みのわかりにくさと、字義(もとは中国の女性の高髻で環をつくるもの)が髪の様子を限定してしまうため、
輪を作ることがない古代美豆良の話もまぜていると混同の恐れもあるかな と思うのですが、
平安童子の環をつくるみづらにはやっぱりこの字が相応しいと思っていて 大好きなので
今回は嗜好を前面に押し出してもいるし いいかな…と 甘えさせていただきました。



3位 太子信仰の二筋垂髪
二筋垂髪という名称は江馬務が「日本結髪全史」の中で使用したもので、歴史的な呼び名ではありません。
輪も棒状の髷も作らない、耳の前から垂らすだけの結髪も
おそらく「みづら」と見なされていたであろうことは、
「種々の埴輪美豆良」でも触れていますが、
こうした太子信仰の図像もまたそれを裏付けるものと考えます。

これらは、もちろん太子生前当時の風俗を表したものではないでしょう。
描かれた時代の人が考える「昔」の「高貴な童」というイメージ
その中にみづらがあります。

私は信仰対象を高貴な姿に描こうとするとき
どんな装束を選ぶか どんな髪型にするか
心を尽くして選ばれたイメージや、そこに寄せられた崇敬の気持ちにあこがれます



ところで 太子 みづら というと某古典漫画になるかと思いますが
太子のころには、おだんご型のみづらが適当で
輪っかの鬟は、あっても大きくはないし、下げ髪もなかったと思います。
でもあの特徴的な大輪の下げ鬟、どこから発想されたのかなあ と思っていたとき
上の図の孝養太子像に目を留めました。この髪型は、先ほどいったような
輪を作らないおさげ「二筋垂髪」ですが
ここに片蝶結びされた紐の輪っかが、あたかも下げ鬟の輪のように見えやしませんか?
これを誤解されたのじゃないか?
 と ちょっと思っています。まあ私にはほんとにそう見えたから…。

みづらの変遷メモも書いてみました。そのうちもちょっとましなの描き直したい
 

それから、藤ノ木古墳出土の装飾品の復元例を参考にしたものも描いてみました。
玉鬘もすごいと思っていたけどやっぱり美豆良飾りのインパクトよね………。
こういう復元例は前のバージョンもあわせて見るのがまたわくわくしますねい!




ほかのコメントは↓

好きなみづらランキング #みづら祭 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/760706



さて続いてらくがきまとめだよ
まづはみづらだよ


「…不遜なやつめ…」




 


若君だっこ正義なり


「中の人などいないのだー!」
かりぎぬかんがるー。



ずぼってしてみるお子さん お坊さんにやったら怒られるけど
祖父の入道ならきっと許して貰えると思うんだ いけっそこだっ!!


フォロワーさんからリクエストを頂戴して忍たまの錫高野先輩。
【装束小ネタ盛り合わせ】#古典の日 質問企画 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/740106




ついでに調べた、行者さんの白頭巾(宝冠)の巻き方。
参考:hibiscusfujizzz.blog.shinobi.jp/CM/1020/2/
他にも巻き方結び方はあり、垂らす部分をもっと長くとることもあるそうです。
ただこの白頭巾、白装束と、修験の方の黒い宝冠(頭巾)の区別などがよくわからなかったなあ



カラス天狗がいるなら ダチョウ天狗やペンギン天狗もいていいですよね というお話でした


千と~ のハク
神様なのにいつもしもじものおめしものだから 神様度盛ってみました
えっと一応頭に纏いてるのは日蔭鬘と琥珀玉のつもり…



白むちでお公家さんに見えると評判のへいまつくす。映画はまだ見てない

ひろ丸ぎみとへいまつくす。履いてるのは蹴鞠用の鴨沓。



こちらは見てきた ホビット3 そして ゴーン・ガール
無茶して日本連続で見ました…
意外な共通点があった…

もうほんとにスラ様とヘラジカさんガン見していた
でも顔つきあんまりヘラジカじゃなかったかも??きのせい??

ゴーンガール本編中はそこまで生理的反応は起こさなかったけど
エンディングロールに切り替わった瞬間悪寒が這い登ってきた
ネタバレは控えた方が面白いと思うけど、だからって謎解きを楽しむものではないかな。
ある程度予想がついてきてもまだそこからが長かった
好きかどうかはともかく、よくできてたと思います。

ところでホビット前作見たときも描いてた


  ぼーん。樽最高




これもtwitterでテンプレートみかけた(がタグを失念した)
2014年振り返り…とりあえず月々に何かしらはUPできてたのが自分としてはえらかった…と思う
来年もまたみづらがたくさん描けますように
そしてもうすこし筋道の立った実のある記事を書けたらいいなと思うんですが。

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Profile
管理人紹介
HN:逆名[サカナ]
HP漁屋無縁堂

無駄と斑の腐渣。
らくがきと調べ物が趣味の
風俗文化史好き歴史オタク。
人物志より文化史寄り。
イチ推しはみづら
(美豆良/鬟/鬢頬/総角)。

中古日本史、東洋史、仏教史(仏教東漸期の東アジア、平安密教、仏教芸能、美術、門跡寺院制度等)、有職故実、官職制度、風俗諸相、男色史。古典文学、絵巻物、拾遺・説話物。

好きな渡来僧:婆羅門僧正菩提僊那、林邑僧仏哲
好きな法皇:宇多法皇
好きな法親王:紫金臺寺御室、北院御室
好きな平氏:重盛、経盛、敦盛
好きな法衣:裘代五条袈裟
好きな御衣:御引直衣
好きな:挿頭花と老懸を付けた巻纓冠
好きな結髪:貴種童子の下げみずら
好きな童装束:半尻、童水干
好きな幼名:真魚(空海さん)
好きな舞楽:陵王、迦陵頻、胡蝶
好きな琵琶:青山、玄象
好きな:青葉、葉二
好きな仏像:普賢・文殊(童形)はじめ菩薩以下明王、天部、飛天(瓔珞天衣持物好き)

やまとことばも漢語も好き。
活字・漫画・ゲーム等、偏食気味雑食。

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