う~ん
やっとTOP絵更新できました!いやもう半年に一度とか!ほんとすみません!
しかもカラーとかじゃないし~…
覚え書きのような目的で資料見ながら描いたラフです。
童女の上衣である汗衫(かざみ)は、同じ名でも、晴と褻(け)では様相が違います。
晴装束の方は後宮に伺候する童女(女孺)の正装です。
闕腋で、形は直衣に近く、長く裾を引きます。円領(まるえり)を垂領(たりくび)のように襟を開いて着けているので、下に着た衣のあわせが見える様になっています。ここでは襟を折り下げ唐衣のように着せて、髪をその下へたくし込んでいます。汗衫の下には、衵(あこめ)五衣(いつつぎぬ)打衣、また白の表袴の下に長い濃色の袴を着け、これも裾を引きます。
檜扇はもうちょっと大きいかな…。
褻の装束、日常に着る汗衫のほうは、夏の装いとして薄物で仕立ててあり、下に着る衣が透けます。
片袖(あるいは両袖)を前身頃と縫い合わせず、組紐で留めています(「ゆだち」と云う)
帯をせず羽織るだけです。袴は切袴。
今の巫女の千早や能装束の長絹に近いように見えます。
資料:「原色日本服飾史」井筒雅風/光琳堂出版
「有職故実図典-服装と故実-」鈴木敬三/吉川弘文館
「素晴らしい装束の世界-いまに生きる千年のファッション-」八条忠基/誠文堂新光社
つづきでおまけの女房装束。
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