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深度三,三三糎の心の海から湧き出ずる、逆名(サカナ)のぼやき。
 
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Twitterからの再録です。

春の七草の、
【せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草】(作者未詳)
を、それぞれ童子にしてみました。

春の七草童子(1/3)


せり、なずな
芹は華やかな印象なので派手めに。水辺の植物なので、袴に流水文。紋は創作。
薺はわりと逞しいイメージ。持っているのは振鼓、草花遊びから。『雪輪に薺』は実在の紋です。出で立ちは芸能を生業とする家の子(舞装束)というイメージで、童水干に指貫袴、高元結です。

春の七草童子(2/3)


ごぎょう、はこべら、ほとけのざ
御行は今で言うと母子草なので、乳母子のイメージで。この子も童水干に指貫袴、菊綴に結び花を付けています。
はこべはとても小さい花なのでみどりごに。
ほとけのざ(小鬼田平子)は法体の童子で、孝養太子を参考にして、奈良時代風に神さびた出で立ちの童子神形。紋は株を上から見たところで、古代袍なので連珠文風です。三つとも創作紋です。

春の七草童子(3/3)


すずな(菘とも。蕪)、すずしろ(蘿蔔とも。大根)
貴族の子弟のイメージで、半尻(童狩衣)指貫袴に下げみづら。鈴と華筥(けこ)を持っています。
どちらも紋は割とありますがどれも根がメインのデザインです。既存のものを参考に自作。
『菜の花』は、広義にはアブラナ科全般の花を呼ぶようなので、お揃いで袴に菜の花立涌文(創作) なかなかお気に入りでした。


ラフ

Twitterのヘッダー画像にするつもりだったので、最初から横長の構図で、ちびキャラで描き出してました。

おまけ。
芹くんの袖、こういうつもりで描いてたけどよく見たらちょっと間違えてたの図。
巻いたぶん袖の折り目がずれて、袖括りの露結びもちょっとずれるのとか、後ろ身頃が引き攣れてるのが萌えます。


関連過去記事。
◆トウドノトリガワタラヌサキニ(七草の節供) 」depth333trench.blog.shinobi.jp/Entry/57/
◆中古代米食メモ
depth333trench.blog.shinobi.jp/Entry/58/

Togetterまとめ。
七草童子と七草粥、人日の節供 - Togetter https://togetter.com/li/1648710 

pixivにもアップしてました。
 春の七草童子 - 逆名のイラスト - pixiv https://www.pixiv.net/artworks/78776542 

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無駄と斑の腐渣。
らくがきと調べ物が趣味の
風俗文化史好き歴史オタク。
人物志より文化史寄り。
イチ推しはみづら
(美豆良/鬟/鬢頬/総角)。

中古日本史、東洋史、仏教史(仏教東漸期の東アジア、平安密教、仏教芸能、美術、門跡寺院制度等)、有職故実、官職制度、風俗諸相、男色史。古典文学、絵巻物、拾遺・説話物。

好きな渡来僧:婆羅門僧正菩提僊那、林邑僧仏哲
好きな法皇:宇多法皇
好きな法親王:紫金臺寺御室、北院御室
好きな平氏:重盛、経盛、敦盛
好きな法衣:裘代五条袈裟
好きな御衣:御引直衣
好きな:挿頭花と老懸を付けた巻纓冠
好きな結髪:貴種童子の下げみずら
好きな童装束:半尻、童水干
好きな幼名:真魚(空海さん)
好きな舞楽:陵王、迦陵頻、胡蝶
好きな琵琶:青山、玄象
好きな:青葉、葉二
好きな仏像:普賢・文殊(童形)はじめ菩薩以下明王、天部、飛天(瓔珞天衣持物好き)

やまとことばも漢語も好き。
活字・漫画・ゲーム等、偏食気味雑食。

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