■「八雲百怪(2)」(森美夏+大塚英志/角川)
■「お伽もよう綾にしき(5・完)」(ひかわきょうこ/花とゆめC)
■「ドント・クライ・マイ・ベイビー」(西田東/バンブーC麗人セレクション)
■「逃げ出すにはもう遅い」(ミズノ内木/ASUKA CL-DX)
■「犬も走って恋をする」(夏水りつ/花音C)
感想はつづきから。
■「八雲百怪(2)」森美夏+大塚英志/角川
2月連続刊行だったらしく早くも2巻が出ましたよ!
今回は、間引きとかのお話『第3話 こんな晩』、浦島太郎とかのお話『第4話 儀来婆』のふたつ入ってます。
3話はなんか全体的な勢いが好きです。
好きなコマもいっぱいありました。
『それは無理です(断言)』とか。
『十五夜お供えの飾りに求めました』のとこのさかさ赤子の顔とか。
恐怖の増殖赤さん村とか。
取り上げ婆のたらちねとか。
おそうじ八一君とか。
キクリ様が八雲さんになついちゃって、甲賀さんとこから家出してきちゃってましたねーw 木島さんといい甲賀さんといい、怪人なのに哀愁漂ってますよね…。
■「お伽もよう綾にしき(5・完)」ひかわきょうこ/花とゆめC
「彼方から」のひかわきょうこの最新作で、室町末期?くらい想定の和ものファンタジー。本巻で完結となりました。
クライマックスで緊迫してるはずなのに、新八郎とすずは既にほんわかラブだし、おじゃる様と現八郎が小ネタを振りまき、4巻くらいまでの展開に比べたらよっぽどなごんでしまった…。
に、しても敵役だった現八郎…
魔道に堕ち、宿命のライバル・新八郎に敗れて、天狗としてカムバックしてから、色々吹っ切れてしまったらしく、ド可愛いスネ坊ぶりを発揮しまくっていた。おいしい奴め!
■「ドント・クライ・マイ・ベイビー」(西田東/バンブーC麗人セレクション)
…表紙の金髪ヒゲ兄ちゃんが日本人だったことに意表を突かれたw
巻末の歴史もの(ギリシャ・ローマあたり)よかったです~。
あとがきの羊飼いが妙にかわいい…。
■「逃げ出すにはもう遅い」(ミズノ内木/ASUKA CL-DX)
作者2冊目の単行本。一冊目の「この欲望的な手の早さ」(AQUA)もそうだったが、短編集で、ひとつひとつの話のキャラとかテイストが全然違うのにそれぞれ面白いし、なんかキャラクターの台詞に説得力というか、ちゃんとした性格設定に裏付けられた台詞というか(当たり前のことではあるんだけど)があって、短くてもきちんと面白い。 本来萌えじゃないようなカップリングでも読めてしまう。
ただ、面白いだけに、続きが読みたい!!と思っても続かないのがせつない…。体育会系爽やか無骨×冷え性乙女男子とか、リーマン攻×攻とか、傭兵×王子とか、続きが読みたかったよ~…。(カバー裏に後日談4コマがあるのがすごい救い)
■「犬も走って恋をする」夏水りつ/花音C
「犬も歩けば恋をする」の続き。
表題うんぬんより、恒例化してたブルボン兄弟物語(お菓子妄想ショート)がなかったのがショック…!!!
手乗り課長は載ってました。
「プリーズ、ジーヴス(1)」(勝田文/白泉社)は、買い損ねた…。