はるたちける日よめる
袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらん
古今巻第一 春歌上 2 紀貫之
(夏、袖が濡れるのも気に留めず手に掬った清水が、冬の寒さに凍っていたのを、立春の今日の風が溶かしていくよ)
立春といえば、『春立つっていってもまだぜんぜん寒いし梅も咲いてないし鶯も鳴かないじゃない!!』っていう、『だから早く春よ来いっていうのよ!このバカ!』的なツンデレ歌(チガウ)が多いですけど、この歌はもう春の風感じちゃってますね。
今年は暖かいのでこちらかな。
『礼記』「月令」の《孟春之月(中略)東風解凍、蟄蟲始振、魚上冰、獺祭魚、鴻鴈來》による歌だそうです。
ひぢて…ひづ(漬づ・沾づ)は濡れる、浸かる。『ひぢて』は自動詞活用で、知らぬ間に、自然に、という感じに。
むすぶ…掬ぶと書いて、手のひらを組んで水をすくって飲むこと。
『掬』って訓の「すくう」も音の「キク」もかわいらしい語感だけど、むすぶっていう読み方もあるんですね。ますますかわええ。
今年の寒中はあったかかったなあ。
でもこれから波が来るよね~たぶん。
暖かくなったり寒くなったり。
体調には気をつけよう……引き続きマスクだー
さて
2000年頃以降の関西以外での
恵方巻きの膾炙はコンビニの陰謀らしいですが
たべちゃったよ恵方巻き(一日に食べてるから意味ないけど)
ぐぐるマップで方角確認してw
まあ、鰯の頭と柊を飾ったり、鬼のコスプレしたり、豆撒くよりも、寿司食べる方が楽だよな…。
年の数だけ豆っていうのもなかなか大変だし。
そんなに食べられない人は豆茶にするって手もあるらしいですよ。
ところで
恵方巻きは無言で食べるもののようですね…
一回噎せてむほぐほ言ってしまったのですがノーカウントでいいですよね?