この記事は、前回の続きになります。
後半は、天地の白虎・玄武と、おまけ×2 です。
続きに、キャラクターについての雑感。かなり偏っているうえに辛口です。
遙か5がお好きな方は、続きはお読みにならないほうがよいかも知れません。長いし。
続きに、キャラクターについての雑感。かなり偏っているうえに辛口です。
遙か5がお好きな方は、続きはお読みにならないほうがよいかも知れません。長いし。
はい、まず白虎~~
福地桜智と小松帯刀。
福地桜智というのは実在の文筆家だそうです。寡聞にして存じ上げませんが。
今回のキャラの中で一番好きです。
プレイ中は「ぷるぷるさん」と読んでいました。
このずるずるした見た目、一行の中でもかなり長身のはずが、なんだか猫背が似合うし、やたらとけだるいし、耽美な長髪美形なのに中身はぷるぷるへんたいさんだし、、極度の恥ずかしがり屋さんキャラ(ゆき様に対して、ですが)、だし。
なんでしょう、体験版の頬染めスチルでやられました。
基本的には、あまり会話に絡んできません。
ずーっと、背後から、じ~~~~~~~~~~~っとゆき様の一挙手一投足を見つめてウットリしているようです。
へんたいストーカーさんなのに、基本無害です。素晴らしい。
言動もいっちゃってます。
なんか、攻略中、次第に接近していくと、「落ち着けぷるぷるさん」「人の話を聞けぷるぷるさん」というツッコミの頻度が高くなり、更に「ぷるりん、そのうち嬉しすぎて頭の血管切れるんじゃ」と怖くなりましたw
別に嬉しすぎで卒倒したりはしませんでした。ただ本来の意味で倒れてましたが…。
福地ルートで、最終盤、福地とゆき様がいい仲になったことが一行に露見すると、
嫉妬されるよりまず驚愕され、ゆき様が正気を疑われ、蛇のように嫉妬深く、福地に「死ね」とキレのいいツッコミを繰り返していた都にまで「こんだけ突き抜けてれば逆にいい相手かもな」とか言われてしまうという…
楽しいシーンでした。
この人の愛はあまりに底なしなのに、春の日差しのように淡くてあったかいという不思議な感じです。
不思議天女っ子のゆき様とは、まさに割れ鍋に綴じ蓋のベストカップルと言えるのではないでしょうか。
ベッタベタな万年新婚カップル話だったらいくらでも書けそうです。
4の柊もそうだったけど、私、イロモノに弱いんだろうか…。
小松帯刀さん。
5のキャラが発表になったとき、おーと思ったのが小松さん。
だって、西郷じゃなくて小松を持ってくるって、なかなかないよなあ…。
一言で言うなら、毒舌パトロン?
女性に物を贈ったり、有望な人に資金援助をしたりが、嫌味なくさらっとやってしまえる人です。
遙かシリーズでは歴代、皇族もいたりしたのに、この人が今までで一番セレブというか、お大尽というか、金と権力でぶいぶい言わせてるというか。
だって、薩摩藩の御家老ですよ!?島津公の懐刀ですよ!?
でも、私欲はあんまりない人です。
かっこいー、と思ったのは、「私のような上級武士がまず居なくならなきゃ、新しい世は始まらない」と言っていたりとか、、
現代の図書館で(ゆき様世界のですが)幕末の歴史研究本を手にとって、自分のような高い地位の人間でなく、龍馬や維新の志士たちの名が後代に残っていることを喜んでいたり。
とても視野の広い人なんでしょうね。セリフの端々から明晰さが伝わってきます。
ただ、ゆき様とはあんまり…個人的にはこのカップリングは趣味ではないです。
若い娘が喜びそうな趣味のいいものをさらっと贈ったり、口説いたり、しかし全然なびかないので
なんだかそれが癖になっちゃって、本気になっていくという…。
うーん。
出来ればこの人には、もっと打てば響くような人を相手にして欲しいなあ。だって別にゆき様、天然ではあるけど癒し系ではないし。
もしくは、西郷さんのように打たれ強そうな人相手で、女王様受が希望かな。
いやー、あのサイゴーさんを「西郷」って呼び捨てて許されるって、さすが御家老ですよね。
ちなみにですが、この人の絵をサイトトップにUPしたのは、袴が気に入ってるからです…。
それ以上でも以下でもないですすみません。
ちなみにですが、この人の絵をサイトトップにUPしたのは、袴が気に入ってるからです…。
それ以上でも以下でもないですすみません。
はい、次。
玄武の高杉晋作と、アーネスト・サトウです。
高杉さん。
見た目は好きです。でかくて黒くて重いけど…。
この人は、ムッツリスケベです(きっぱり)
普段無口無表情なのに、心は情熱の炎で燃えさかってるので、たまに吐露されるとなんだか「は!?」っていうことになります。
感情が抑圧されてるというよりは、思うままに生きてきてこれ、という感じがしますw
なんか、知らない内に惚れられてた……という……で、後から聞いたら『初対面からいいと思ってた』とか言われて、全く信じられなかった。
感情が抑圧されてるというよりは、思うままに生きてきてこれ、という感じがしますw
なんか、知らない内に惚れられてた……という……で、後から聞いたら『初対面からいいと思ってた』とか言われて、全く信じられなかった。
意外性とかギャップ萌え以前の問題じゃ…っていうメリハリつきすぎな御仁です。
狂気云々の話は、確かにそのアップダウンからしたらそう見えるのかも知れません。
狂気云々の話は、確かにそのアップダウンからしたらそう見えるのかも知れません。
大人で、風流人の一面もあり、女もよく知ってそうなので、ゆき様相手だとなんか…。
ぶっちゃけ、ロリにしか…。
一応、志を立てた以上女は断ってるみたいなことを言ってた気がしますが。
かといって、高杉ルートで良い雰囲気になって、共に戦ってくれみたいな話になって、
いきなり
五ヶ月経過
とか、意味不明だから!!
その五ヶ月間高杉さんは禁欲したままだったのか、何かあったんならそんな飛ばし方酷いし、なくってもなんか…成人男性としては不憫だし…。
共に戦う同志、っていう扱いをしてもらう事になるのですが、なんかな。
これも、ゆき様が虚弱でしょっちゅう倒れてるのに、死ぬってわかってて使ったり
非情演出なんだろうけど、もうちょっとゆき様を強い子にしとけばいいのにと思いました。
たとえば3の望美だったら高杉さん相手でも全然平気だろうなあ、むしろ萌えるかも…。
なんかこのゲーム、逆ハーレムなのに、かなり(攻略対象キャラの)一方通行なんですよね。
普通恋愛ゲーって、振り向いて貰う為に何かするもののような気がするんですが、
これは…なんか知らない内に愛されてて、最後の最後でゆき様がやっとそれに気付く~とか。
キャッチボールがないんだよキャッチボールが。
うーん、あとは、恋愛というのではないけど、都とはそれなりにうまくやってたみたいですね。
鬼コーチと選手というスポ根ノリでw
あれですね、ゆき様が福地さんとくっついちゃって、燃え尽きたというか憑き物が落ちた都と、同性同士のような気楽な仲でなんとなくくっつく、みたいなのもいいかもな…。
もしくは桂さんと、「困った奴」とか言われつつ…とかな。うん、それだな。
あとこの人のシナリオ、高杉さんもゆき様もボロボロになって死を覚悟しつつの恋愛、みたいなノリで押していくんですが、ラストで全部チャラになってハッピーエンド。
今までの愁嘆場は一体なんだったんだろう………。。。
本当に、あんだけ話を盛り上げておいてあのラストは酷かったなあ…。
高杉さんは、人物造形も複雑で(もしくは性格設定が破綻している為に読みづらい)志の為ならいくらでも非情になれる、己を殺せる、っていうところは好きかなあ。
むっつりスケベなのも、ネタとしては笑えるんですが。
なので、この人も脇で龍馬とドツキ漫才しててくれたらいいと思います。
アーネスト・サトウ。
えー、私この人好きですw
アーネストと福地さんは、体験版の時から好きでした。
外交官。作中はまだ英国領事の通訳官ですが、史実ではのちに駐日公使にもなっています。
若くして外交官になった俊才。通訳生として来日したのは19才だっていうから、天才肌といえるかも。
胡散臭いくらい慇懃な笑顔と敬語はブラフで、日本人には解らないと思って、英語でかなり辛辣なことを呟いている。
(ゆき様は英語圏に留学経験があるので、英語は分かる)
本人は認めたがらないが、日本大好き。
工芸品などには物凄く詳しいし、素晴らしいものだから、もっと欧米に向けて輸出すべきだと思っている。
切子硝子について滔々と語るアーネストは少年のようで可愛かった。
そんなふうに、遠い国からわざわざやってくるくらい日本好き…なのだが、日本の現状を目の当たりにしてかなり打ちのめされた結果、ツンデレに…。
外交関係で、いわゆる日本通とか、○○通とか言われる人たちに共通していることだと思いますが、好きだからこそ、荒らされ歪められていく国を見ていられなくて、でも自分は異人だから、何も出来ずに見ているしかなくて、っていう葛藤があるんでしょうね。
部外者だからこそよく見渡せてしまう、理解は深まるけれど、代償として、見たくないものも見えてしまうんだろうなあ。
結構揉まれてるので、小狡い手を使ったりもしますが、誇りだけは売りません。
『外交官の仕事は、話し合いで解決することであり、戦争とは外交の敗北である』という信念を語るアーネストは眩しかった。
『英国策論』が匿名出版されたくだりもよかったなあ。
見た目も好きだけど性格が好きですね。
頭が切れてひねくれてて理屈屋で、辛辣で意地悪で、愛情深くて(でも人にそう思われるのは嫌がる)、鉄の信念があってプライドが高くて、苦労もしてるけど余裕があって(あるように見せるのが上手くて)、そんな英国紳士~!!
口説き文句が歯が浮きそうなのはどっちかっていうとフランス人くさいけどw
同じ頭脳派でも、小松さんとは若干毛色が違いますね。
勿論立場も違うけど。
うーん、結局、ゆき様たち現代人の感覚は、幕末の日本人より、西洋人であるアーネストの方が近いのかも知れない。それに異邦人という意味でもアーネストとは共通点があって、なんかあんまりゆき様の性格のまずさが気にならなかった。他と比べてというだけの話ですが…。ぶっちゃけ絵的にもピンク髪ミニスカとなら、黒髪和服より、金髪スーツのほうが違和感ないし。
というわけで、ゆき様とのカップリングも嫌いじゃなかったです。
ちなみに「サトウ」は、スラヴ系民族のファミリーネームで(珍しい物ではあるそうです)「佐藤」などの姓とは無関係。アーネストも日系人ではありません。ドイツ系イギリス人でいいのかな?
サトウ姓が日本ではよくある姓だと知って、親しみを憶えたこともあったとか。
そういえば、アーネストのEDでは
ゆき様の世界へやってきて、現代日本の外交官試験を受けるという話でしたが
国籍はどうやって捏造したんだろう………。
坂本さんも、一緒に海外旅行へ行くというEDだったが、パスポートどうしたんだろう…。
はい。メインは終了です。
細かいストーリーはざっくり省いてキャラに対する雑感でした。
高杉さんとこでも書きましたが、遙か5は、攻略キャラの性格設定自体は、元ネタキャラの史実背景含め、練られていると思えたのですが、それで、なぜゆき様や都がああなってるのかが理解できないし、個別ストーリーの終盤の盛り上げが力業だったり、ラストが拍子抜けだったりぐだぐだだったり、殆どのルートで、面白いのは中盤~終盤手前くらいまでだったという印象です。
歴史ゲーとしては…………まあ、もう最初から史実云々言う気はとっぱらってプレイしてますし
恋愛ゲーとしては…………甘さも控えめだし、ゆき様の感情が大概フラットなので、相手だけが盛り上がってるように見えてなんか哀れ。
総合的に見て星は一つから二つというところですね…。
プレイしてみて好きになったキャラもいますし。
ネオロマに見切りをつけたいのもあって、ゲーム屋の乙女ゲー棚の前に立ってみても
あんまり趣味に合いそうな物が無くて、結局買わずじまい。
老舗の看板である程度安心して買えたシリーズの貴重さを思い知りました。
はあ。これからどうなってくんだろう…。
とりあえずは5の展開を見守っていきたいと思います。
本当は4の外伝も欲しかったけど、川上さんがお亡くなりになったから、それも無くなったかな…。
さて、最後におまけ二つ。
脇から、マコト・勝先生・祟・天海です。
天海。敵のボスキャラです。
はっ、天海も一応攻略キャラだったのに………
あんまり書くことないなあ…。
折角長髪で裾ずるずるキャラなのに、私、前髪が好きじゃなかったからなあ…。
祟くんは瞬兄の実弟です。
なんか気の毒な子でした。
だって、もし自分の兄がゆき様みたいな子の下僕してたら、グレると思うから…。
マコトさんはチナミのお兄さんです。
水戸天狗党の首領です。いい人です。
勝先生は笑い皺とべらんめえがチャーミングです。
勝先生にお嬢取られて泣く坂本さんとか、想像すると楽しかったです。
脇キャラは
土方・近藤・西郷などまだ残ってますが
その前に、四神が…。
今作でついに擬人化されちゃった四神。
人型で出てきた時からもう既に神子ラブなのはもう無視するしかない。
中華風衣装の美形揃いで、声優さんは前作までの八葉を担当されてた馴染み深い面々。
ずるいよね。本当にずるい…。
四神では、朱雀さんと白虎さんにメロメロです。
一回描いて色も塗ったんだけど、なんか満足できなくてUPしなかったという。
そのうち四神にリベンジすることがあったら、土方さんたちも合わせてUPしたいと思ってます。
いつになるやらw
最後のおまけのおまけ。
フォルダから掘り出してきた遙か4のアシュヴィン殿下と、近習のリブでした~。
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