上掲の『うつくしきもの』の条は、チッチッと呼ぶと寄ってくる雀の子や、幼児のいとけない様子に続いていきますが、『うつくし』は、当時のニュアンスでは、今の『可愛い』に近かったようで、あとで、『なにもなにも、小さきものはみなうつくし』と言い切ったりしてますw
キャラについての雑感も「続きを読む」に書いてありますが、基本辛口になっています。
このゲームがお好きな方は下の方のコメントはお読みにならないで下さいね。
龍馬→勝先生・菊千代様→瞬兄→西郷・桂・マコト・青龍→天海・祟→都→ゆき様
タイトルどおりゴスロリい少女が
探偵役という ミステリ仕立てのおはなしです。
最近とても気になっているのが、赤毛のブライアン・ロスコー。
主人公の少女の
生き別れのお母様の
同行者で奇術師
という…。ラスボスではないけどおいしいキャラってやつですな。
気になって気になってたまらないので描きました。
わりと気に入ったのでサイトのトップ絵にしましたww
や まあ 更新しないよりは!!ですよね!!
赤毛のブライアンと、
見た目幼女だけど実は年上のヒトな元・踊り子のコルデリア。
なんか最初の内は『ああ、お約束の美形狂言廻しな』
くらいに思ってたのですが
段々と過去が明らかになり
ものすごく健気で一途だけど、思いを貫いた結果スレた大人になった。
という、なんだかたまらないわちょっと。。。
しかも、作中の現在時点で行動を共にしているにも関わらず
微妙に片思いくさい赤毛。。。
強く生きろ…という願いを込めて
ちょっとだけラブ妄想注入してみました!!!!
作品について、詳しくは辛口になるので「つづき」。
『…すがる娘子(ヲトメ)の その姿(カホ)の 端正(キラキラ)しきに
花の如(ゴト) 咲(エ)みて立てれば…』[万葉集9-1738]
『咲』という字は、実は『笑』の古字で、
上の長歌に見られるような『咲(エ)む』『咲(ワラ)う』という用法が
むしろ本来の字義に適ったものなのですが
中古以降の日本では、専ら『咲(サ)く』という方に使われています。
また、『さく』という、やまとことばは、『割く』『裂く』に通じるといい
パッと破裂するように花がひらく、というイメージを持つようです。
(『栗が笑う』という表現も、裂ける、に通じるものですよね)
中国語の辞書を引いてみると、一般的な表現としてはただ『開花』です。
まず漢字が輸入された当初は、この表記をそのまま使用しています。
日本書紀の『木花之開耶姫(コノハナノサクヤビメ)』の名や、
万葉集の『~本辺(モトベ)は 馬酔木(アシビ)花開(サ)き~』[13-3222]などの歌に見られる
『開(サ)く』は、『咲(サ)く』定着以前の表記の名残なのでしょう。
いつの、どこの誰とも知れないけれど、
歌の心を持ったとある人が
『人が笑むように開く花』を、
あるいは逆に、
『花開くようにうるわしく笑むひと』を、
詩歌につくったのがはじまりなのかもしれない…という妄想…。
おーはなーがわーらったー♪
って歌もありますが
比喩表現がはまりすぎて本義を喰っちゃったんだなあ…。
花が『ひらく』ことを、『わらう』『えむ』と見立てた人がいて、
花が『さく』ということばに、『咲』の字を宛ててみた人がいて、
いいねえ、私も使おう、と思った人がいて、
ずっと使い続けて、肌に馴染んで、意識もしない血肉になって、
わたしたちは、この春も『咲く』花を見ています。
携帯カメラでもこの空の色。
折角良い天気だったのに、デジカメを忘れたという…。
拙宅周辺は満開が秒読みです。
今年は、北へとのぼっていく桜前線の
背中を追い立てたい気持ちです。
桜が枝一杯に満面の笑みをうかべたら
きっとたくさんの人を笑顔にしてくれますよね。