あのあの…キャラ改変ものお嫌いな方は引き返して下さいね
要するに自分の普段のフィールドへ引っ張ってきて放埒を尽くしてやろうというあれですので。
みづら!童子装束!ヒャッホー!
■石切童子とにっかり童子
石切さんのがみづらに半尻(童狩衣)で、
高元結垂髪に童水干の青江くんより身分も年も上設定。
しかも一枚上手でかわせなくて捕まる
■三日月の若君
自己満足すぎて説明しないと誰か解らない気がする
いっそ若宮とか幼君(おさなぎみ)とお呼びしてしまいたい
■殿上童 太郎君、次郎君
童の宿装束に下げみづらです。
(「…とのゐそうぞくといふハ。つねの衣冠なり。
さしぬきしたのはかまつねのごとし。
そのうへにわきあけをきて、かりぎぬのをびをするなり。
しりのかけようハそくたいにおなじ。
きまへもたけとひとしとしくきすべし。
とのゐそうぞくにハ、さけびづらとてゆふなり。」雅亮装束抄)
そもそも太郎さんはお衣装が衣冠っぽいけど髪型が高元結で 童形だもんなー!!
■鯰尾童子と骨喰童子
年齢が元のとそんなに変わらないので単にコスプレみたいだ
■野良どたぬきとお地蔵さん
同田貫くんはこういうのしか浮かばなかった。
■童子神蛍丸
うっかり描いたら もうなんだか似合いすぎて困っちゃったので
いっそオプション盛って童子神にー!!
あああああ尊い!!!
装束構成:
半尻(童狩衣)…若草色、蛍丸文、衣…薄青
袖の置括…淡路結(白・梔子色)
鬟(二筋垂髪)に夾形(梔子色)
天冠 挿頭花…蛍袋(白)総角結び(松葉色)
以前の記事でもちょっと触れましたが、
こちらのみづらは輪や髷を作らない二筋垂髪型になります。、
元結の上から夾形(はさがた、挟形とも)という紐を結んでいます。
蝶々結びや総角結びなどの「両輪(もろわ、諸鉤もろかぎ等とも)」ではなく、
片輪結びで輪はひとつ。
聖徳太子像など、中世以降に描かれた童子形の神像の多くがこのスタイルをとっています。
(が、実物や再現でこのような結び方を見たことはないので、
絵画の中でのものという可能性もあり。
『雅亮装束抄』には夾形は羅に刺繍のリボン状のものと記されています。
(「挟形二筋、ながさ一尺餘ばかり、
細さ五分ばかりに、羅をたゝみて、
いろ々のいとにて、鬘手(かづらで)に蝶小鳥を繍ひたり。
いろはんぴのらんのきれ■■…」[■…欠落])
夾形は上げみづら(又は二筋垂髪か)に結ぶもので、童体天皇や殿上童の童束帯などの時に用い、
総角結びよりも格が高かったと思われ、
童子神の装飾としても相応しいものだったのでしょう。
だから蛍くんも夾形にしたよう。
■華風儿童 大兼、小兼
兼定さんちは衣装がちょっと中華パーツ混だなと初見のときからしつこく思っているので
いつか漢服着せてやろう着せてやろうというやぼーを抱いていたのですが
ちょっと叶えてしまいましたー!わああい!
なお、参考資料はこのようなものであったことを告白しておきます…。大人もそのうち描くぞー!もはや何がしたいか解らないがー!!
■華風儿童 おまけ
W兼定は年の離れた兄弟っぽさが好きなので~
大人だと兼さんのがでっかい残念美形弟ですが、ちっちゃいとどうかなーという妄想。
兄の友人にやきもち焼いて邪魔しにきてつれなくされて大泣き
兄ももう慣れっこではあるけど、泣かれるとやっぱりずっとは放っておけなくて
そのうち庭院の槐にしがみついて涕涙でずびずばになってた弟の手を引き連れ戻して
隣の椅子に座らせてお絵かきでもさせるんでしょう。ははは。童形シリーズ まだ続いちゃう気がします…ごめん…
(2015/03/13追加)
■試し描き童形左文字兄弟
ごめんなさいお小夜坊だけ育ててしまった…
江雪兄様はもうばっちり御幼少から
門跡寺院に次代として入ってるかんじなのでみづらに半尻(童狩衣)
こんどは三人童子で描きたいけど小夜ちゃんは赤子かも…
参考資料:
▲「新校群書類従 第五巻装束部(一)」(内外株式會社)所収『雅亮装束抄』