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深度三,三三糎の心の海から湧き出ずる毒ぼやきの数々。
 
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日蝕。ちょっと見たけど曇っててよくわからなかった。


日本書紀の日蝕の記述で覚えがあったのだが
どうしてかというと、それが
日本初の同性愛に関する記述 ではないか
といわれているからw

 神功皇后の摂政元年、二月。新羅攻略後、クーデターを起こした忍熊王(おしくまのみこ)と争っているさなか。紀国の小竹宮(しののみや・いまの和歌山県御坊市小竹)に遷ったときのことだった。

***


 突然辺りが暗くなり、夜のようになって幾日も立ってしまった。
時の人はこのことを「常夜(とこやみ)行く」と云った。
皇后は紀氏の祖である豊耳に、この怪異はなにゆえのものかと聞いた。するとある老爺が云うことには、
「伝え聞きますに、この怪事は『阿豆那比(あずなひ)の罪』によるものでございましょう」
 それは、二社の祝者(はふりもの・神官)を、一つ所に合葬したためではないか、という。そこで村の者に話を聞きに行かせると、村人の一人がこのような話をした。
「小竹(しの)の祝と天野の祝は、善き友でしたが、小竹の祝が病に遇い亡くなってしまいました。天野の祝は血の涙を流さんばかりに悲しんで、『生ある時に友として交わり、どうして死して同穴せぬということがあろうか』と言い残して、そのまま屍の側に自ら伏し、死んでしまったのです。それで合葬したのですが、この事でしょうか」
 墓を開いてみると果たしてその通りであった。これを改装し別々の棺に納めて埋めると、すぐに日が照りだし、昼夜の区別が付くようになった。

【《神功皇后摂政元年(辛巳二〇一)二月》
…適是時也。昼暗如夜。已経多日。時人曰。常夜行之也。皇后問紀直祖豊耳曰。是怪何由矣。時有一老父曰。伝聞。如是怪謂阿豆那比之罪也。問。何謂也。対曰。二社祝者、共合葬歟。因以令推問。巷里、有一人曰。小竹祝与天野祝、共為善友。小竹祝逢病而死之。天野祝血泣曰。吾也生為交友。何死之無同穴乎。則伏屍側而自死。仍合葬焉。蓋是之乎。乃開墓視之実也。故更改棺〓。各異処以埋之。則日暉炳。日夜有別。…】

※訳参考:前現代語訳 日本書紀(宇治谷孟/講談社学術文庫) 【】内:J-TEXTS http://www.j-texts.com/ から引用

***

よく、日本の男色は日本書紀の頃からあった、みたいな記事の根拠にされる。不勉強ながら書紀研究にはさっぱり明るくないけど、正直どうだろうという思い。

 ここでは「善友」と書いているだけで、小野祝と天野祝が同性愛の関係にあったかどうか定かではない。日蝕の怪異にについても、別々の神に仕える者を一カ所に葬ってしまったがゆえの罪、というだけで、男色の罪であるという記述はないが、「阿豆那比」というそれが日蝕という現象を表したことばなのか、罪の内容を表したことばなのか、語意語源がつまびらかでないため、何とも云えない。
 確かに祝は神官としてそこまで位が高いというわけでもなく、合葬したくらいで日蝕が起きるほどの罪になるのか、というアンバランスな感じもある。遠回しに男色の罪だと言っている、と深読みする気持ちも分からなくはない。
 深読みして萌えるのなんかどんだけでも自由だろうし 私だって正直常套手段だ。
 実際萌えるし。
 が、これを根拠に史書初の記述と言い切るのは、すこし弱すぎるんじゃないだろうか。ま、否定材料もないけどな。それっぽい感じだよ、くらいに留めて貰うほうが良心的な気が。

 どちらにしても仲の良かったふたりが同じ墓に入ることで罪になってしまった、というのは、厳しいことではあるな…。


 まあでも昔は結構なクラスの凶兆だったものに
はしゃいでる人がたくさんいるんだなあ…。
まあそりゃ昼暗くなっても電気付けりゃいいんだしさして怖くもないよな…。

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無駄と斑の腐渣。はぐれ腐。
らくがきと調べ物が趣味の
古典寄り歴史ヲタク。

中古日本史、東洋史、仏教史(仏教東漸期の東アジア、平安密教、仏教芸能、美術、門跡寺院制度等)、有職故実、官職制度、風俗諸相、男色史。古典文学、絵巻物、拾遺・説話物。

好きな渡来僧:婆羅門僧正菩提僊那、林邑僧仏哲
好きな法皇:宇多法皇
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やまとことばも漢語も好き。
活字・漫画・ゲーム等、偏食気味雑食。

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