■タイムスクープハンター「戦国救急救命士」
NHKで新しく始まった歴史系番組。
三回目らしいが、見たのは初めて。
未来人のキャスター(要潤)がタイムスリップして体当たり取材する
という筋の歴史ドキュメント、らしい。
なんだかはっちゃけてるのは、実験番組枠だからw
歴史に名を残したヒーローというよりも
名も無き(当時の)一般人が
必死こいて日々を生き抜く
そんな姿を描いている。(のだと思う)
今回のテーマは『医僧』。
書いて字の如く、医療を施す坊主。
うん、見なきゃでしょう!!
とはりきって見ましたよw
つづきを読むにつつづく。
中古の寺院は、教典と共に大陸の最先端の知識が集積される場所であり、古くは外語大学であったり、仏教芸能を伝える場であったりとさまざまな側面を持っており、信徒に医術を施すという役割を担うものもいた。
(番組の中では、僧侶でありながら生計を立てるため医師を生業としている、 同じように歌で侍を喜ばせたりする僧など、僧侶以外の職を持っている者が多いのです…と言っていたが、絵師や楽師、連歌師などなど、芸能に携わるものも多かった。
一意専心に教理を修め悟りを求める学僧もいいけど こういった兼業僧侶も歴史に果たした役割はすごく大きい。 いいよね!フフフ!)
で、
医僧自体はおそらく仏教伝来とほぼ同時期に日本に存在しただろうが
今回取り上げられているのは、『従軍医僧』。今回は特に、戦国時代の戦場で、大将に雇われて救急救命士的な役割を担った医僧を描いている。
医僧の徳念はもと武士で、若い頃戦場で重ねた悪行をそそぐため僧侶となり、医僧になった。
素敵だ…
強面にごましおひげ、がっちり恰幅のよいお体、 首からかけた袈裟と二重の長数珠、襷掛け。
腰には帯状に縛った薬。脚には脚絆。 直綴の袖から見える鋲の入った籠手……
イイ!!非常にイイ!!
そう、そう、これを求めて見たのよ!!
こういう坊主が見たかったーーーッ!!!
萌えーーー!!!
御坊にタックルしてぇーーー!!!
録画テープの爪折ってやるッ!!
というわけで、徳念は若い助手(眉毛が濃くて立派)を連れ 、雇われた侍大将の命を受けて、瀕死の重傷を負っているという武士を山の中の小屋で発見。
目に矢が刺さってる!!(モザイクw)
痛みに暴れる患者を酒でおとなしくさせたころ、別の侍が駆け込んできて、自分の仕える家老を助けろとわめく。
…などなど、すてきな小芝居が続きますw
結局、徳念はかけこみ侍と共に前線へ。
負傷兵がごろんごろん。まさに地獄絵図。
医療などはなから期待できない兵達は
気絶した者を殴る
馬糞を食べさせて血を吐かせる
柱にくくりつけて金てこで矢を引っこ抜く
など、迷信めいた無茶な方法にすがるしかなかったからだ。
もちろん医僧のできる治療だって、現代に比べたら応急処置くらいにしかならないもの(装備的に)。
しかし、それが生死を分ける場合もかならずある。 必死に治療をし、息を引き取った者に念仏をあげる徳念たち。
そしてまた朝が来る……
戦が続く限り、医僧の仕事はなくならないのだった。
ていう。
医僧…カッコヨス…モエ…(ほわわわん)
いいわあ。アビリティ持ちの坊主サイコー。
久々にキたなーーー。
風林火山の伊武雅刀以来だな!
はい。
番組としては、
『タイムスリップリポーター(未来人)視点の語り』
『極秘交渉術で現地人に同行許可を貰う』
という、ちょっと面倒くさい設定が気になる時もある
(というより、リポーターの存在でこっちが我に返るというか、展開に水を差す場合が)
でもそれが笑いを誘うときもあるし…。
あと撮影もリポーターのハンディカメラ設定なので結構ブレる。
臨場感はあるけど、落ち着かないかな…
まあ、これは、こういう番組だから仕方がないんでしょうね…。
予算がどれほどあるのかはわかんないですが、
きっとそんなにないんだろうな。(失礼)
そんな中頑張ってると思います。
撮影が微妙に楽しそうだ…。
要潤のギャラを回せば…もっと…(ゴニョゴニョ)
いや、もともと再現ドラマって『その時~』にもあったけど
あれって結構音声カットだったり、もったいないと思ってたんだよね。
再現ドラマメインというのは、個人的に見応えがあると思います。
だって、「有名俳優の演技」じゃなくて、
純粋に時代風俗とかそういうのが見られるものね。
あと某局のワイドショーノリなアレみたく変にスキャンダラスだったりしないのがいいです。
ブラボー地味チョイス!!
とりあえず今回はゴチでした!!
ただ
どうしても
気になったのは
テロップで『僧りょ』って表記が!!!
『侶』も駄目なの?放送表記からはじかれちゃったの?
いやしくも歴史番組なんだからそのくらい………ねえ!!(泣)