五月雨に
池の真菰(まこも)に水増して
いずれが菖蒲かきつばた
さだかにそれと吉原へ
ほど遠からぬ水神の
離れ座敷の夕映えに
ちょいと見交わす
[小唄/五月雨]
同じ三河国でも、『伊勢物語』で東下りの男が「からころも~」の歌を詠んだ、八橋とは別の場所。(三河平野には、古くから灌漑用の池が沢山作られていて、カキツバタやそのほか水辺の植物の自生も多かったのだそうです)
そちらは、無量寿寺というお寺の庭園で、業平の塚があったりおみやげもあったりするらしいので、さぞにぎやかなのでしょうが…(行ったことはない)
こちらは、日本三大かきつばた自生地のひとつ…(他は京都と鳥取)ということですが、なにぶん、自生地 ですので、田んぼと森に挟まれた池…というか沼。もちろん光琳みたいな橋もありませんw一応見に来る人のために看板やテントがぽつぽつ置いてあったりしましたが、朝早くて誰もいませんでしたw
でもその分ゆーーっくり出来ましたよ~。
雉や牛蛙がけんけんぶもぶも言ってる中で写真を撮ったりぼーっと眺めたりしてましたが、もう既に日差しが結構あって、帰る頃にはうなじがチクチク…日焼け止め塗って行ったんだけどな~。
続きからもっと写真。
5月4日に長野県富士見台高原へ行きました。
「ヘブンスそのはら」というスキー場が、オフシーズンは観光登山などで営業しています。
山頂へは、一番楽なルートで、ロープウェイ、リフト、マイクロバスを乗り継いでからの登山です。私は登頂を人任せにして、登山口の山小屋でひとり優雅に読書してましたけど…w
ん~、
澄んだ風と新緑、さえずりと葉擦れ、別天地でページもすすみましたとも!w 癒された。プライスレス~。
紫外線はきついし、携帯は圏外だし、食堂に狸の剥製はいらないけどw
山小屋のおっちゃんがかっこよかったから、いいや…w
さて中腹に戻って水芭蕉の遊歩道です。
水芭蕉はすこし盛りを過ぎたところだったのかな。
傍にでっかい蛙が居ました。
調べてみたら、トノサマガエルのオスで、この色は繁殖期に入っている印(婚姻色)だそうです。レアですね~
カップルは二階建てですw 下がメスだよ。ゲコー
沼。
麓の村では花桃がたくさん植わっていて、花桃祭りなるものも催されていました。
花桃は桃の園芸品種です。
こちらの特産は一株に白~淡紅~濃紅の花が一度に咲く品種で、『源平花桃』というそうです。(源氏は白旗、平家は赤旗)
出店で売っていた苗を買って帰りました。
無事に根付いて咲いてくれるといいな…
快晴に恵まれて綺麗な写真が撮れた…と思ったら、デジカメのレンズに傷があったらしく、写真に影が入っているのがショック…。修理に出そうと思ったら、買ってから結構経ってるし修理するより買い換えた方が安いですよと言われ…結局新品を買ってしまいました。店頭で二番目に安いやつだったけどね~…。
おまけ。
逆名家のいぬ、ファンタ。
もういい歳なのにやんちゃ。落ち着きを知れ~。
そういえばちょっと前に母と電話した時、彼が激ヤセして元気がないと不安がっていたのですが、原因は餌の減量だったことが判明…もう歳だからと量を減らしたらしいのですが、量を戻したら元通りの暴れん坊に…。
…減らしたのは母だったらしいんですが、気付こうよ…w
■「朗読 宮沢賢治名作選集1」
声優さんが宮沢賢治作品を朗読するシリーズ。
入手は結構前ですが感想書いてなかったのでついでに。
どんぐりと山猫…石田彰
よだかの星…小野大輔
注文の多い料理店…森川智之
というキャスト。
朗読ってやっぱりオーディオドラマやアニメなどとは違った感じで
声のお仕事の別の醍醐味を味わえます。
やっぱり、原作そのままで、
地の文も読んで貰えるのが嬉しいですね。
ひとり何役かこなされるので、声音使いも聞き所ですが
↑のあたりのラインナップだと、動物キャラクターが多いので
聞いててくすくす来ちゃいます。
子供さんにも自信を持って聞かせられる良作。
■ドラマCD「宮沢賢治名作選集3 銀河鉄道の夜」
以前、選集1を買ったのですが、最近チェックしたらシリーズ進んでいて
銀河鉄道の夜は長いから朗読なんか大変だろうな、と思ったら
これは朗読じゃなくてドラマでしたw
ラッコの上着がくーるーよ!!
キャスト
ジョバンニ…石田彰
カムパネルラ…神谷浩史
タダシ/ジョバンニの母…緒方恵美
かほる/教師…桑島法子
青年家庭教師/ザネリ…小野大輔
灯台守/大学士/カムパネルラの父…大川透
鳥獲り…楠見尚己
ナレーション…野島健児
他